鮫島有美子4日目
2011-09-11


大学生時代から本当にお世話になり、初めてのオペラから何本も、
そして多くの回を重ねた「夕鶴」の演出も手がけてくださった鈴木敬介先生が、
ついこの間肝硬変で亡くなられてしまいました・・・。
ご葬儀に伺えなかったので、どうしても今回の日本滞在中に「お別れ」
を申し上げたく、手帳とにらめっこをしています。

昨年11月には、レッスンに行っている学校で偶然奥様にお目にかかり、
先生のお元気なご様子を伺って一安心していたのですが・・・。
お正月に遊びに伺うつもりが、ちょうど母が体調を崩してそれどころ
ではなくなり、 先生のところにはそのままになってしまいました。

その昔から教えていただいたりシゴカレタこともたくさん、お酒が本当に
お好きな方でした。
今日伺いたくお電話させていただいたのですが、あいにくどなたも
ご不在でしたので、次の機会を願っています。

今ヴィデオで出ているオペラ「夕鶴」、“つう”は紙吹雪の雪の中で
よく走りました。
團先生は10年前に鬼籍の人となられ、今度は鈴木先生も・・・。
夫や外国の友人たちも口をそろえて絶賛した、幻想的で美しい舞台の
「夕鶴」でした。
原作者の木下順二先生から唯一映像化のOKをいただいたのが、
このヴィデオなのです。 1994年の製作ですが、いまだにDVD化されて
いないのが本当にとても残念です。

今日は夕方から旧千代田区立九段中学校の「還暦同期の集まり」で、
昨夜の焼き鳥屋さんに20人ほどが集まりました。
(メチャクチャぎゅうぎゅう・・・。) 
といってもお店は日曜日で閉店、仲間がそれぞれさまざま持ち寄って、
空間だけ借り、昔のままにおしゃべりに興ずるという趣向です。
九段中創立40周年の折「記念コンサート」をしたのをきっかけに、
なにかにより集まる仲間の数々ですが、ちょうど子供でもなく、
大人にもなっていなかった時期の懐かしい友人たち、いくつになってもすぐに昔のままに戻るのが面白いですね! 
彼らはまた、よく一緒に東京のコンサートやオペラにも来てくれます。
(実は私のダンスも、この仲間の一人が連れて行ってくれたのが始まりです。)


鮫島有美子(ソプラノ)

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